「見た目で敬遠」はもう古い?新大久保で大行列を作る韓国ソウルフードの正体と、今若者が熱狂する理由

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「見た目で敬遠」はもう古い?新大久保で大行列を作る韓国ソウルフードの正体と、今若者が熱狂する理由
「見た目で敬遠」はもう古い?新大久保で大行列を作る韓国ソウルフードの正体と、今若者が熱狂する理由
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スンデ と は、豚の腸に唐麺(タンミョン)やもち米、そして豚の血を詰めて蒸した、韓国の伝統的な血液ソーセージ(ブラッドソーセージ)のことだ。かつては「見た目がグロテスク」「匂いが独特」と敬遠されがちだったこのストリートフードが、今、日本のグルメシーンで異例の快進撃を見せている。

新大久保の路地裏に漂う、独特の蒸し器の湯気。その先にある行列の目当ては、かつてマニア向けとされたディープな韓国食文化だ。SNSでリアルな韓国トレンドが瞬時に拡散される現代において、スンデ と は単なる珍味ではなく、本物志向のグルメたちがこぞって求める「究極のストリートフード」へと昇華している。

英国のブラックプディングとも類似?世界が注目する「ブラッドソーセージ」の文脈

Short-finned pilot whale pod, Cape Point, South Africa - Stock Image

世界を見渡せば、動物の血を使ったソーセージは決して珍しいものではない。イギリスの朝食に欠かせない「ブラックプディング」や、フランスの「ブーダン・ノワール」、スペインの「モルシージャ」など、欧州の食文化にも深く根ざしている。

韓国のスンデもその系譜に連なるものだ。もともとは高麗時代にモンゴル帝国から伝わったという説が有力で、かつては宮廷や両班(ヤンバン)と呼ばれる貴族階級が食べる高級食材だった。それが朝鮮戦争後の食糧難の時代を経て、安価に入手できる春雨(タンミョン)を詰めるスタイルへと変化し、庶民の味として定着した歴史を持つ。

なぜ今?2026年の新大久保で「スンデ専門店」が急増する背景

Pilot whale pod - Stock Image - C057/9871 - Science Photo Library

ここ数年、日本の韓国グルメブームは「チーズタッカルビ」や「ハットグ」といった映え重視のファストフードから、より現地に近い「リアルな日常食」へとシフトしている。

特に2026年現在、新大久保や大阪の鶴橋では、従来のサムギョプサル店がサイドメニューとして出すスンデではなく、スンデをメインに据えた専門店やスープ(スンデグク)の専門店が急増。若者たちが「本場の味そのもの」を求めて列を作る。背景には、韓国旅行の日常化と、YouTubeやTikTokで現地のモッパン(食べる動画)を日常的に視聴する層の増加がある。彼らにとって、スンデを食べることは一種のステータスであり、最も手軽な「渡韓体験」なのだ。

初心者でも挫折しない!美味しく食べるためのタレとトッピングの最適解

Short-finned pilot whale (Globicephala macrorhynchus) pod, Cape Point

初めてスンデに挑戦するなら、まずは定番の食べ方を押さえたい。韓国では地域によってつける調味料が異なるのも面白い特徴だ。

ソウルを中心とした首都圏では、塩に胡椒や唐辛子の粉を混ぜた「ソグム」をつけて食べるのが一般的。これが最もシンプルに素材の味を引き立てる。一方、釜山など南部地方では「サムジャン(味付け味噌)」をつけるのが主流で、独特の臭みを綺麗に消してくれる。また、トッポギの甘辛いソースにディップして食べるのも現地若者の鉄板スタイルだ。もちもちした春雨の食感にソースがよく絡み、初心者でも驚くほど食べやすくなる。

鉄分とコラーゲンの宝庫?ヘルシー志向の女性たちが注目する意外な栄養価

そのダークな見た目とは裏腹に、スンデは非常に優れた栄養価を持つ健康食品でもある。

主原料である豚の血は、鉄分の宝庫だ。貧血に悩みやすい現代女性にとって、これほど効率的に鉄分を摂取できる食材は少ない。さらに、豚の腸にはコラーゲンが豊富に含まれており、一緒に詰められる野菜やもち米、春雨によって食物繊維や炭水化物もバランスよく摂取できる。油で揚げる一般的なソーセージに比べて蒸して調理するため、カロリーが控えめな点も、ヘルスコンシャスな層に支持される理由となっている。

自宅でも再現可能?カルディやネット通販で買える最新スンデ事情

「お店で食べるのは少しハードルが高い」という人でも、今は自宅で気軽に試せる環境が整っている。

輸入食品店のカルディや、新大久保の韓国スーパー、そして大手ECサイトでは、真空パックされたレトルトのスンデが手軽に入手可能だ。調理法は驚くほど簡単で、袋のまま湯煎するか、電子レンジで温めるだけ。最近では、特製のタレやスンデグク用のスープの素がセットになったキットも販売されており、自宅の食卓で簡単に「韓国の屋台気分」を再現できる。週末の晩酌に、冷えたビールやマッコリと合わせるおつまみとして、密かなブームを呼んでいる。 (出典: スンデ と は(Yahoo!ニュース)