「安さ」から「唯一無二」へ:2026年、日本のZ世代がベトナムの古着屋に熱狂する理由

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「安さ」から「唯一無二」へ:2026年、日本のZ世代がベトナムの古着屋に熱狂する理由
「安さ」から「唯一無二」へ:2026年、日本のZ世代がベトナムの古着屋に熱狂する理由
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🎵 「安さ」から「唯一無二」へ:2026年、日本のZ世代がベトナムの古着屋に熱狂する理由

cửa hàng đồ cũクアハン・ド・ク:ベトナム語でリサイクルショップや古着屋を指す言葉)が、今、日本の若き旅行者たちの間で聖地と化している。かつては地元住民の生活インフラに過ぎなかったこれらの店舗が、2026年現在、世界的なヴィンテージブームと持続可能なファッションへのシフトを背景に、アジア屈指のトレンド発信地へと変貌を遂げたのだ。

円安の長期化で欧米への旅行がハードルを上げる中、週末の弾丸トラベル先としてハノイやホーチミンを選ぶ日本の若者が急増している。彼らの主目的は定番の観光名所巡りではない。路地裏にひっそりと佇む個性豊かなcửa hàng đồ cũでの宝探しだ。昭和レトロを彷彿とさせる懐かしい雰囲気と、ヨーロッパやアメリカ、さらには韓国や日本から流れ着いた一点物の古着が、彼らの物欲と所有欲を刺激してやまない。

なぜ今、ベトナムなのか?円安時代にマッチした新しい旅のカタチ

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かつて若者の海外旅行といえば、パリやロンドン、ロサンゼルスでのショッピングが定番だった。しかし、物価高騰と歴史的な円安がその夢を阻む。そこで白羽の矢が立ったのがベトナムだ。

物価の安さは依然として魅力的だが、それ以上に「モノの集積地」としてのポテンシャルが注目されている。ベトナムは世界有数のアパレル生産国であり、同時に世界中から古着が集まるハブでもある。日本国内のヴィンテージショップでは数万円の値がつくようなレアアイテムが、ここでは信じられないような価格で見つかることも珍しくない。旅費を払ってでも行く価値がある、と若者たちが口を揃えるのも頷ける。

Z世代を惹きつける「一点物」の魅力とサステナビリティの融合

a comic book page with a man in blue and red costume holding his hands

ファストファッションの大量生産・大量消費に対する罪悪感を持つ若者が増えている。彼らにとって、古着を選ぶことは単なるファッションの主張ではなく、地球環境への配慮を示すステータスでもある。

誰とも被らないユニークなスタイルを確立したい。そんな欲求に、ベトナムの古い街並みに眠る服たちが応えてくれる。1980年代のミリタリーウェアから、90年代のスポーツブランド、さらにはサイケデリックな柄シャツまで、カオスとも言える品揃えがそこにはある。大量生産品にはない「ストーリー」を身に纏う楽しさが、日本のZ世代を惹きつけて離さない。

ハノイ・ホーチミンで激変するヴィンテージカルチャーの現在地

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ベトナムの二大都市で、古着カルチャーはそれぞれ異なる進化を遂げている。

北部のハノイでは、フレンチコロニアル様式の古い建物を利用した、シックで落ち着いた雰囲気のショップが目立つ。歴史を感じさせるワークウェアやクラシックなユーロヴィンテージが強みだ。一方、南部のホーチミンはエネルギッシュそのもの。Y2Kファッションやストリート系、スケーターファッションを扱うエッジの効いた店がひしめき合い、地元の若者と外国人観光客が深夜まで言葉を交わしながら服を選んでいる。

スマートフォン片手に路地裏を攻める:SNSが変えた古着探しのインフラ

かつてはガイドブックにも載っていなかったような隠れ家的なショップが、今やインスタグラムやTikTok、小紅書(RED)といったSNSを通じて瞬時に拡散される時代だ。

「#vietnamvintage」や「#vietnamthrift」といったハッシュタグを頼りに、日本の若者たちはスマートフォンのGPSマップを頼りに迷路のような路地(ヘム)へと入っていく。英語が通じない店主とも、翻訳アプリと電卓があれば交渉はスムーズだ。デジタルネイティブ世代にとって、言葉の壁はもはや買い物の障害にはならない。むしろ、そのローカルな体験自体が旅のハイライトとなっている。

日本のリサイクルショップとの決定的な違いと注意すべきポイント

日本の整然としたリサイクルショップをイメージして行くと、最初は戸惑うかもしれない。

ベトナムの店舗では、服が山積みにされていたり、値札が付いていなかったりすることも日常茶飯事だ。品質管理の基準も日本ほど厳しくはないため、購入前の入念なチェックが欠かせない。ボタンの欠損やシミ、ジッパーの不具合などはその場で確認し、必要であれば価格交渉の材料にする。こうした「泥臭い交渉」も含めて、ゲーム感覚で楽しめるかどうかが、ベトナムでの古着巡りを成功させる鍵となる。

2026年以降も加速する、国境を越えた「循環型ファッション」の未来

このブームは一時的な流行にとどまらず、アジア全体における衣類の循環システムを再構築しつつある。

日本で不要になった服がベトナムへ渡り、それを日本の若者が現地で買い戻して日本に持ち帰る。一見すると奇妙なこの循環は、国境を越えた新しいリユースの形を示している。単なる消費活動を超え、国境を越えたカルチャーの交流の場として機能し始めたベトナムの古着屋たち。彼らが発信する熱量は、今後も日本のファッションシーンに刺激を与え続けるに違いない。 (出典: ca hng c(Yahoo!ニュース)